胃もたれ・胃痛−機能性ディスペプジア

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　食後の胃もたれ・吐き気、胃痛等で医療機関を受診し、胃カメラ･超音波検査・ＣＴなどの検査を受けて何の異常も見つからない方は、このような症状で受診された方の2/3ほどであると言われています。つまり半分以上の方は検査上は異常が見つからないのです。
　このように胃のあたりの痛みや不快感などがあり、検査上は異常が見つからず、また糖尿病などの全身疾患がない場合を、機能性ディスペプジアと呼びます。原因として、胃腸の働きの障害(消化管運動障害)、胃腸の神経の過敏(消化管内蔵知覚神経異常)などが考えられており、また強い緊張や不安などのストレスも関与していると考えられています。”ストレスで胃が痛くなる”ということは日常生活でもよき経験することですが、あたま(脳）と胃腸は密接に関連しており、これを脳腸相関と呼びます。
　このような症状をお持ちの方はきちんと検査を受けることがまず第一ですが、もし異常が見つからなければ、日常生活（心理的・社会的側面）についてもよく相談しながら自分にあった薬をもらうことが重要かと思われます。

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